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クリフトンストレングス®︎(ストレングスファインダー)とは?|初心者向け徹底解説

ストレングス全般

はじめに

こんなふうに感じていませんか?

「ストレングスファインダーって、最近よく聞くけど…」
「結局それって、何がわかるの?」
「やってみたいけど、受け方がいろいろあって迷う…」

そんな疑問や迷いを感じて、このページを開いた方もいるかもしれませんね。

ストレングスファインダー(クリフトンストレングス®)は、自分の「強みのタネ」を見つけるための診断ツール。
自分らしさを言語化することで、「だから自分はこう考えるんだ」「だからあの場面で動けたんだ」と気づけることがあります。

とはいえ最初は、診断そのものがむずかしく感じたり、結果をどう活かせばいいのかわからなかったりすることも。

ここでは、そんなモヤモヤをひとつずつひもといていきましょう。
診断の特徴や受け方を、初心者にもわかりやすくご紹介していきます。

この記事でわかること

この記事では、はじめてストレングスファインダーにふれる方へ、以下の点をわかりやすく解説しています。

ストレングスファインダーとはどんな診断なのか
診断で何がわかって、どう活かせるのか
受け方の違いやおすすめの方法、注意点
よくある疑問への答え

「診断のことは聞いたことあるけど、実はよく知らない」
そんな状態からでも、無理なく読み進められる構成になっています。

読み終える頃には、「これなら自分にもできそう!」と感じられるはずです。

ストレングスファインダーって何?

ストレングスファインダーは、アメリカのGallup社が開発した、自己理解のための診断ツールです。

質問は全部で177問、所要時間は約30〜40分ほど。

これまでに、世界中で3,000万人以上がこの診断を受けており、その結果は、ビジネス・教育・人材育成など、さまざまな場面で活用されています。

最近では「自分らしさを知るためのヒント」として、個人で受ける人も増えています。

診断は、選択肢の中から「自分により近い考え」を直感的に選んでいく形式。
深く考えずに答えられるので、はじめての方でも安心して取り組むことができます

診断結果でわかるのは「自分の資質」

診断を受けると、自分の思考や行動の傾向(=資質)が、上位から順に表示されます。
※表示数は、選ぶプランによって異なります(上位5資質 or 全34資質)。

ストレングスファインダーの資質は、全部で34種類

たとえば――

感情に敏感 → 共感性
行動が早い → 活発性
ゴールに向かって進める → 目標志向
正しさを大切にする → 信念

こうした資質は、もともと自分の中にあった「強みのタネ」
その傾向を知ることで、「自分はこういう人間だったんだ」と気づけるきっかけになります。

資質は「強みのヒント」であり、性格そのものではない

診断結果は、あなたの「強みになりうる資質」の一覧です。

資質=性格というよりも、「自分がどんなふうに物事をとらえ、どう行動しやすいか」を知るためのヒント
そんな「自分らしさ」のヒントを見つけていくのが、ストレングスファインダーという診断です。

結果をただ受け取るだけではもったいない。
「どんなときにこの資質が出やすいか」を探ると、強みとして活かしやすくなります

たとえば、「共感性」が高い人なら、誰かの声のトーンや表情から気持ちの変化を察して、そっと気づかいの言葉をかけていた。
そんな自分の場面を、ふと思い出すかもしれません。

一方で、「慎重さ」が上位にある人は、すぐには動かず、リスクや落とし穴がないかをじっくり考えてから行動に移していた。
そんな行動パターンが、日常のあちこちに見つかるかもしれませんね。

強みを知ると、何が変わる?(3つの変化)

自分に自信が持てる

「どうして自分はこうなんだろう…」
「他の人はもっとちゃんとしてるのに…」

そんなふうに、自分を否定的に見てしまうことは、誰にでもあるでしょう。

でも、ストレングスファインダーで「資質」という言葉を知ると、これまでマイナスにとらえていた自分の特徴が、じつは「強みのタネ」だったと気づけることがあります。

たとえば――

「気が散りやすい」と思っていた人が、「着想」「戦略性」の資質を知る。
そうすると、それはただの集中力不足ではなく、「つねに新しい可能性を探っている思考スタイル」だとわかるでしょう。

自分の中にある「良さ」をレポートで受け取ることで、少しずつ、自分を否定しなくてもいい理由が見えてきます。

そして気づけば、「これが自分なんだ」と、自然に認められるようになっていきます。

自分と他人と比べなくなる

「あの人はすごいな」
「自分なんて…」

SNSを見て、そんなことを思ってしまうこともあるかもしれません。

つい人の成果や行動と比べて、焦ったり落ち込んだりしてしまう。
でもその背景には、「自分には何があるのか」をわかっていない不安があります。

ストレングスファインダーは、そんな「ぼんやりした不安」に、光を当ててくれる診断です。

たとえば、「責任感」が上位にある人は、まかされたことを途中で投げ出さず、最後までやり遂げようとします。
その姿勢は、チームや周囲からの信頼につながります。

また、「公平性」が高い人は、誰かを特別扱いせず、全員にとってフェアな状況をつくろうとする力があります。
場のバランスを保ち、人間関係の安心感を支える存在です。

このように、人によって、自然に出てくる行動や力の源が違うことがわかると、「私には、私の強みのタネがある」と思えるようになります。

誰かのすごさに振り回されるのではなく、自分の土俵で物事を考えられるようになる。

それが、「自分と他人を比べない」第一歩です。

得意なことで成果を出しやすくなる

「がんばってるのに、うまくいかない…」
「この仕事は、自分に向いていないのかも…」

人によっては、そんなふうに思った経験もあるかもしれません。
一生懸命取り組んでいるのに、結果が出ないときって、すごくつらいですよね。

でもその努力、もしかしたら「自分らしくないやり方」を選んでいたのかもしれません。

ストレングスファインダーを受けると、自分が「自然にやっていること」や「得意なパターン」がわかります。
たとえば――

「最上志向」が高い人は、自分や人の強みを見つけて、さらに伸ばしていくのが得意。
「回復志向」が上位にある人は、問題点を見つけて、整えていくのが得意です。

すべての資質に、その資質ならではの価値があります
それなのに、「〇〇のやり方で結果を出す人がすごい」といったイメージに縛られていると、しんどくなってしまいます。

自分に合ったスタイルで取り組む
そうすれば、ムリをしなくても、自然と力を発揮できる場面が増えていきます。

「私はこう進めばいいんだ」
そう思えたときから、日々の行動と思考が前向きに変わっていくはずです。

📌3つの変化について

いずれも、最初は、ほんの小さな気づきかもしれません。
けれど、「これが自分」と思える瞬間が積み重なることで、少しずつ行動が変わっていきます。

自信が生まれ、他人と比べることが減り、自分に合ったやり方で物ごとを進められるように。
そのすべてが、「自分らしく生きていく」ことにつながっています。

どうやって受けるの?診断手順ガイド

ストレングスファインダーは、「公式サイト」や「書籍」から手軽に始められる自己理解ツールです。
ここでは、診断を受けるための方法の違いと、実際の手順、注意点についてわかりやすくご紹介していきます。

方法の違い(公式サイト or 書籍)

ストレングスファインダーの診断は、「公式サイトから直接受ける方法」と「書籍に付属したコードを使う方法」の2通りがあります。

公式サイトから受ける場合

はじめから34資質の全順位が見られる「フル版診断」が選べる
 → 書籍ではトップ5のみ。全資質を知るには別途購入が必要です。

書籍を使って受ける場合

資質ごとの解説をそのまま本で読める
 → 診断後すぐに理解が深まり、ページをめくる楽しさもあります。

書店やネットで手軽に手に入る
 → プレゼントや勉強会用としても選ばれています。

トップ5だけなら価格も手頃
 → お試し感覚で始めたい人にもぴったりです。

診断の内容や進め方自体は、どちらを選んでも変わりません。
ただ、どのくらい詳しく知りたいかによって、選び方が変わってきます。

初めての方には、書籍からの受検がおすすめです。
私自身も、本を購入してトップ5資質を確認しました。
その後もっと深く知りたくなり、公式サイトで全34資質をアップグレードしました。

今はストレングスコーチとして活動していますが、はじめて診断を受けるクライアントには、「書籍からのスタート」を勧めています。

気軽に始められて、必要に応じて広げていける。
それも、ストレングスファインダーの大きな魅力ですね。

診断の流れ

「やってみたいけど、どう進めたらいいの?」

そんなふうに感じている方に向けて、ストレングスファインダーの受検フローを、5ステップでご案内します。

📌診断までの5ステップ

ステップ①:アクセスコードを手に入れる
書籍に付属しているコード、または公式サイトで購入したコードを用意します。

ステップ②:アカウントを作成・ログインする
Gallupの専用ページでアカウントを登録します(メールアドレスがあればOKです)。

ステップ③:コードを入力して診断をスタート
ログイン後、アクセスコードを入力すると、すぐに診断が始められます。

ステップ④:177問の質問に答える
質問は直感で選べる2択形式。所要時間は約30〜40分で、一気にやり切るのがおすすめです。

ステップ⑤:診断結果を確認する
終了後、すぐに結果が表示されます。
上位資質や詳細レポートは、ログインすればいつでも見返せます。

「手順が複雑そう」と感じていた方も、流れをつかめば意外とシンプル。
次は、受ける前に知っておきたい注意点も見ていきましょう。

注意点やよくある失敗

✅診断は途中で中断できません。
 30〜40分、集中できるタイミングで行いましょう。

✅初期設定が英語のままだと、診断が日本語に切り替わらない場合があります。
 開始前に「言語設定」を日本語にしておくと安心です。

診断前によくある質問

無料で受けられる?

基本的には有料の診断で、書籍に付属したアクセスコードか、公式サイトでの購入が必要です。

ネット上には「無料」と書かれているものもありますが、正規の診断とは内容が異なります。
誤解しないよう注意してください。

ストレングスファインダーの魅力は、信頼性のある診断と、その結果に基づく深い自己理解。
正しい方法で受けることで、「自分らしさ」をしっかり活かせるヒントが手に入ります。

英語力は必要?

診断は日本語で受けられるので、英語が苦手でも全く問題ありません。

ただし、公式サイトにアクセスした直後は英語表記になっていることがあります。
その場合は、ページ上部で「言語:日本語」を選べば、すべての設問・診断結果を日本語で見ることができます。

最初に言語設定を確認しておくのが、一番安心でしょうね。

診断結果は変わる?

ストレングスファインダーで測定されるのは、私たちが自然にとっている「思考・感情・行動のパターン」です。
これらは、先天的な傾向や育った環境、日々の経験の中で形づくられてきた「才能」とされており、本質的な傾向は大きくは変わりません。

そのため、診断結果は、基本的に一貫性があるといわれています。

ただし、受ける時期や状況によって、資質の順位が多少入れ替わることはあります。

📌環境や状況の影響
ライフステージや仕事での役割が変わると、そのときどきで前面に出てくる資質が変わることがあります。
たとえば、プレイヤーからマネジャーへと立場が変わったことで、「責任感」がこれまで以上に強く表れるケースもあるでしょう。

📌再診断の影響 
ストレングスファインダーは再受験も可能ですが、Gallup公式では基本的に再診断を推奨していません。
理由は、初回の直感的な回答がもっとも自然な才能を反映するとされているためです。
再受験では「こう答えた方がいいかも」という意識が働くことで、結果の精度が下がる可能性があるともいわれています。

気になる資質から、読み進めてみよう

ストレングスファインダーでは、診断の結果として、全部で34種類の資質が用意されています。
上位の5資質だけ確認している人もいれば、全資質の順位まで見ている人もいるでしょう。


「この資質って、どんな特徴があるんだろう?」
「仕事にどう活かせるの?」
「上位には出てきたけど、正直ピンとこない…」

そんなふうに感じたときは、以下の資質一覧から気になるものを自由にチェックしてみてください。
それぞれに違った強みのカタチがあり、あなたらしさをひも解くヒントになってくれるはずです。

実行力 影響力
人間関係
構築力
戦略的
思考力
達成欲 活発性 適応性 分析思考
アレンジ 指令性 運命思考 原点思考
信念 コミュニケーション 成長促進 未来志向
公平性 競争性 共感性 着想
慎重さ 最上志向 調和性 収集心
規律性 自己確信 包含 内省
目標志向 自我 個別化 学習欲
責任感 社交性 ポジティブ 戦略性
回復志向 親密性

補足:名称について

『ストレングスファインダー』は長年親しまれてきた名称ですが、現在は開発者の名を冠した『クリフトンストレングス®︎』が正式名称として使われています(提供元は変わらずGallup社)。

診断内容や考え方は同じものです。

この記事では、広く知られている『ストレングスファインダー』という言葉を用いますが、現在の正式名称は『クリフトンストレングス®︎』である点をご理解いただけますと幸いです。

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